チェイスとは『その特定の行為が行われる前に、宣言した効果を使用できる』ルールのことです。
基本的にトリガー全般と特性-クイックを持つカードは、チェイスは以下のタイミングで適用ができます。
チェイスは基本的にアクティブ状態のセットカードまたは表側のカードに限られます。
手札からチェイスをすることはできません。
カードが特性-クイックを持っている場合、トリガーと同様に使用ができる。
チェイスが宣言できるタイミング
●カードの使用時(宣言時) 手札から生成された時やアドインカードが使用された時など、何かしらの効果の宣言があった際に、その効果が適用される前にチェイスを宣言できます。
●ユニットの生成直後 手札からユニットが生成されたときや、他のカードの効果でユニットが生成されたときにチェイスが可能です。 リーダースキルの使用にはチェイスが宣言できませんが、例えばユリス・クローラルのユニット生成スキル (BP4) の使用後であればチェイスが可能です。
●移動後、または攻撃(反撃)宣言時 バトルフェイズでの移動後、および攻撃(反撃)宣言時にチェイスが可能です。 バトルで破壊された時などは基本的にチェイスができず、そのタイミングで指示があるカードのみ使用できます。
●各フェイズの開始・終了宣言時 それぞれのフェイズの開始時と終了時にチェイスが可能です。 詳細は各フェイズのページを参照ください。
カードがセットされたタイミングではチェイスはできません。
チェイスができる優先順位
チェイスできるタイミングでは、基本的に相手プレイヤーがチェイスをする権利を持っています。
ターンプレイヤーがそのタイミングでチェイスをしたい場合、まず相手のチェイスがないことを確認してからチェイスを宣言してください。
チェイスの一例
【1】相手ユニット(ATK1700)が自分のリーダー(HP1300/5500)に対して攻撃宣言を行った。 【2】自分はチェイスを宣言し、セットされていた『ヒーリングファクター』を、自分のリーダーのいるゲートを対象に宣言。 この段階でお互いにチェイスがない場合【2】から順番に処理を行う。 まずヒーリングファクターによりリーダーのHPが1000回復(2300/5500)する。 その後【1】の処理により、相手のATK分のダメージがリーダーに与えられる(600/5500) チェイスがなければリーダーのHPが0になり敗北していたが、チェイスを宣言したことで回避することができた。
【1】自分は手札から『鉄壁のデルタシールド』を生成し、手札の特性-インストール [ユニット] を見せてセットする効果を宣言した。 【2】相手はチェイスを宣言し、鉄壁のデルタシールドの隣接ゲートにあるデバイスを対象に『フィアンケットライン』を使用。 (なお、この時選択されたデバイスのゲートにはセットカードがあるとする) この段階でお互いにチェイスがない場合【2】から順番に処理を行う。 まずフィアンケットラインの効果により、デバイスを隣接ゲートへ移動させる。 フィアンケットラインの効果で、移動先にリーダー以外のオブジェクトがある場合はそのカードと位置を入れ替える。 入れ替える処理により、鉄壁のデルタシールドの位置はデバイスがあった位置へ移動される。 その後【1】の効果により特性-インストール [ユニット] カードを自身のゲートにセットする処理があるが、フィアンケットラインの効果でゲート位置が変更されており、そのゲートにはすでにセットカードがある。 セットカードはルール上同一ゲートに1枚しか存在できないため、デルタシールドの効果で新たにカードをセットすることができない。 よってこのタイミングでデルタシールドの効果は無効となる。